一元配置分散分析のノンパラメトリック版
使用例) 3種類の治療法(A,B,C)による患者の予後を4段階で評価した。 3種類の治療法により患者の予後に違いがあるか?
予後を4段階で評価しているので、正規分布を仮定しないノンパラメトリック検定で行う。
予後が検査データなど正規分布が仮定できそうな値で評価した場合は、一元配置分散分析
2段階で検定をするのではなく、最初から多重比較を行うべき。
多重比較/事前に分散分析を行うかを参照。
SPSSでKruskal-Wallis検定を行う設定画面の「複数の比較」では、「なし」「すべてのペアごと」「ステップワイズのステップ」が選べます。 すべての「ペアごと」を選び、出力ウィンドウの結果をダブルクリックして出てきたモデルビューアの下のメニューから「ペアごとの比較」を選ぶと、各2群間の検定結果が表示されます。 しかし、この結果は何の検定結果なのかが示されておらず、マンホイットニーのU検定や、2群のKruskal-Wallis検定や、他の多重比較の結果とも違っていました。 常識的には、マンホイットニーのU検定のP値をボーンフェロー調整したのではと思うのですが、そうでもないようです(要確認)。