I-T分析 (Item-Total分析)

尺度の1つの設問の点数と、尺度全体の合計点の相関をみる分析。

I-T相関を計算するには、合計点からその設問の点数を引いてから相関係数を計算する方がよい。例えば、設問が1~10まであるとき、設問1のI-T相関は、(設問1の点数)と(設問2~9の合計点)の相関係数を求める。設問2のI-T相関は、(設問2の点数)と(設問1, 3~9の合計点数)の相関係数を求める。

このときの相関係数は、歴史的にPearsonの相関係数が用いられている。

結果の解釈

I-T相関が低い設問をはずすと、尺度の内的整合性(クローンバックα)が高くなる。

文献