丹後(2002). メタ・アナリシス入門 : エビデンスの統合をめざす統計手法
目次
- 1. メタ・アナリシスの歴史と関連分野
- 1.1 歴 史
- 1.2 心筋梗塞後の2次予防へのβブロッカー
- 1.3 早期乳がんの術後のAdjuvant tamoxifen治療
- 1.4 Josebh Lauの累積メタ・アナリシス
- 1.5 RCT−無作為化比較試験
- 1.6 NNT−治療に必要な患者数
- 1.7 無作為割り付けができないリスク評価の疫学研究
- 1.8 コクラン共同計画
- 1.9 一人一人の患者データを利用するメタ・アナリシス
- 1.10 システマティック・レビュー
- 1.11 Evidence-based medicine
- 1.12 日本の事情
- 2. メタ・アナリシスの基礎
- 2.1 データを統合するとは?
- 2.2 代表的な統計モデル
- 2.3 比較指標の選び方
- 2.4 論文の検索と選択バイアス
- 3. メタ・アナリシスの代表的な方法
- 4. メタ・アナリシスのその他の方法
- 4・1 生存時間
- 4・2 相関係数
- 4・3 信頼区間を利用する方法
- 4・4 P値を統合する方法
- 4.5 P値から推定値を再現する方法
- 5. Heterogenietyの検討
- 5.1 より柔軟な変量モデル−制限付き最尤推定量
- 5.2 超パラメータも変量と考えるBayesianモデル
- 5.3 変量モデルの解析例
- 5.4 感度分析・メタ回帰分析
- 6. Publication biasへの挑戦
- 6.1 公表バイアスの検出
- 6・2 File-drawer problem
- 6.3 公表バイアスの調整−選択モデル
- 6.4 公表バイアスの調整−対称なfunnel plotの再生
- 7. トピックス:診断検査とROC曲線
- 7.1 カットオフ値と検査特性
- 7.2 カットオフ値の推定
- 7.3 ROC曲線
- 7.4 統合ROC曲線の推定
- 8. トピックス:外国臨床試験成績の日本への外挿-ブリッジング試験
- 8.1 内因性・外因性民族的要因
- 8.2 用量反応パターンの類似性
- 8.3 プロトコール
- 8.4 実 例
- 9. メタ・アナリシスの統計理論
- 9.1 漸近的正規近似に基づく方法
- 9.2 エフィシェント・スコアを利用した方法
- 9.3 最尤推定法
- 9.4 Mantel−Haenszelの方法
- 10. 付録
- 10.1 診療ガイドラインの作成の手順
- 10.2 S-Plusプログラム他
- 11. 文 献
- 12. 索 引