足立(2009).基礎から理解できる医学統計学
概要
医学統計の教科書として、とてもかみ砕いて解説している。
多変量解析の記述がないが、検定・信頼区間などについてはとても詳しく書かれている。
はじめての検定を説明するのにF検定が使われているのが特徴。確かにt検定よりも仮定が少ないので説明しやすいかも。
目次
- 第0章 創設の目的とその内容
- 第1章 生物統計学と臨床的実践
- 第2章 データの要約の方法
- 第3章 群間の差の検定方法
- 第4章 2群間比較という特殊な場合:t検定
- 第5章 率(rate)と割り合い(割合:proportion)の解析法
- 第6章 ”有意でない”の真の意味は?
- 第7章 信頼区間
- 第8章 傾向性(trend)の検定法
- 第9章 被検者に複数回の処置を施す実験
- 第10章 分散分析・t検定に対する順位に基づく代替法
- 第11章 生存時間解析法
- 第12章 データが本当に示すものは何か?