重回帰分析をするための仮定

説明変数のどの値であっても目的変数は正規分布し、その分散が等しい

「どのXにおいてもYの正規分布の形は等しい」-高橋(2004).マンガでわかる統計学[回帰分析編] p79

「独立変数のどのような値についても、アウトカムが正規分することと分散が等しいことが仮定されています」

上記仮説のうち、正規分布しているかどうかは、サンプルサイズが大きく不可能値や外れ値がなければ満たされているとみなしてよい。残るは等分散の仮定だけ

「サンプルサイズが大きく(n>100)、かつ影響の強い不可能値や外れ値がない場合には、正規分布の仮定は満たされているとみなすことができます(!)。これは中心極限定理central limit theoremによるものです」

これらの仮説が満たされているかどうかは残差プロットが正規分布しているか調べればよい。

「分析に用いている間隔変数タイプの独立変数が、多変量モデルにおいて、アウトカムと線形の関係にあるかどうかを反省するためには、その独立変数とアウトカム変数の推定値について、残差をグラフにプロットしてみるという方法があります。」