多変量解析の本には、行列やベクトルを使った説明が多く出てきます。
それらを避けて学ぶこともできますが、少し難しいことを調べようとするとそこで行き止まりになってしまいます。
多くの人が何とか学ぼうとしては挫折を繰り返していると思いますので、ここだけ知っておくとこんなところで役立つということを書いておこうと思います。
2つのベクトルの内積を求めると、cosθが出てくるけど、これが相関係数と同じ。
ベクトルの基本的な計算まではたぶんほとんどの人が理解できるけど、その後の内積でcosが出てきてよく分からなくなる人が多少いるかも。
そのままの意味。
重回帰の式: y = a1x + a2x + a3x が 行列とベクトルのかけ算で表わせることが分かれば、 多少本を読むのが楽になると思う。
主成分分析の解を求めようとすると、固有値と固有ベクトルが出てきます。 因子分析、共分散構造分析などの解を求めるときも同様です。 ただし、統計ソフトが勝手にやってくれますので、計算方法が分からないとイヤという人以外は、知らなくていいかもしれません。