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探索的因子分析と確認的因子分析とは

探索的因子分析(EFA:Exploratory Factor Analysis)とは、因子数、因子構造が不明のまま行う因子分析。

確認的因子分析(CFA:Confirmatory Factor Analysis?)とは、すでに因子構造が分かっているデータについて行う因子分析。

狩野(2000)は、確認的因子分析は構造方程式モデリング（共分散構造分析）で行う潜在変数を用いた分析のことを指しており、すでに変数と潜在変数の関係が明らかな状態で、係数を求めることに着目している。これによると探索的因子分析では、選択した回転によって因子構造が違うといった曖昧さがあるが、確認的因子分析ではそういった曖昧さがないことが利点となる。

参考文献

• 狩野裕. (2000). 構造方程式モデリングは，因子分析，分散分析，パス解析のすべてにとって代わるのか？. http://www.sigmath.es.osaka-u.ac.jp/~kano/research/paper/dvi/outperm1.pdf

参考書籍

• 豊田(2003).共分散構造分析　構造方程式モデリング [疑問編] p13
  • No.1-7 探索的因子分析と確認的因子分析に詳しい。
• 松尾(2002).誰も教えてくれなかった因子分析 : 数式が絶対に出てこない因子分析入門 p143

探索的因子分析と確認的因子分析を使った論文

• 今井忠則. (2012). 生きがい意識尺度（Ikigai-9)の信頼性と妥当性の検討. 公衆衛生誌, 59(7), 433–439.