因子分析では解を回転させると、それぞれの因子と変数の関係が分かりやすくなり、因子を解釈しやすくなる。直交回転と斜交回転がある。直交回転ではバリマックス回転、斜交回転ではプロマックス回転が有名。
直交回転(バリマックス回転)では因子間の相関が0を想定している。
斜交回転(プロマックス回転)では因子間の相関があることを想定している。
一般に心理的な尺度開発では、因子1,因子2は1つの尺度の下位概念で相関があるのが普通。そう考えるとプロマックス回転の法が現実に近い。ただし、プロマックス回転の計算方法もいい加減なところがあり、一長一短。
下位尺度同士でまったく相関がないことを想定した尺度もあるだろう。その場合は、直交回転がよい。
プロマックスは、バリマックス回転の結果を用いており、似たような結果になり、より単純な因子構造になりやすい