パターン行列に1を超えるものがある場合

斜交回転を使った場合、パターン行列の中に1を超えるものが出てくるが、何も問題はない。

問題なのは、共通性が1を超えた場合で、Heywood casesと呼ばる。因子の抽出法として、最尤法を使った場合に出てきやすい。これは不適解であり、SPSSでも警告が表示される。主成分法や最小二乗法などを使うとよいらしい。

両者が混乱されていつのまにかパターン行列で1を超えてはいけないみたいな議論になっている。

原文:When factors are correlated, however elements in the factor pattern matrix not only can exceed 1.00, they can also be of opposite sign to their factor structure counterparts.

和訳:しかし、因子が相関している場合、因子パターン行列の要素は1.00を超えることがあるだけでなく、因子構造の対応するものと反対の符号を持つことがある。