分散分析

分散分析とは、・・・・[ToDo]

分散分析の区別

分散分析では、「繰り返しのある」と「反復」の意味が違い、区別して扱う。

同じ群に複数の人の測定がある場合。たとえば、男性で30代の群に20人、男性で40代に20人、女性で30代の群に20人、女性で40代に20人の場合。この場合、各群の繰り返し数が20と表現する。

同じ人に何度か測定を行う場合で、その測定の回数も1つの要因と考えられるとき。0分, 30分後、60分後, 90分後に測定した場合、時刻によって影響があるかを検討したいので、回数が要因の1つになる。このようなデータを反復測定分散分析(Repeated Measures ANOVA)と呼ぶ。

「Repeated Measures ANOVA」の日本語訳が「反復測定分散分析」とあるのでこのように区別したが、逆の意味で使っている人もいるし、混同している人もいる。

分散分析では各群は等分散でないとダメ?

分散分析では、各群の観測値は等分散であることを仮定しています。よって分散分析を行う前に等分散の検定を行うべきという意見があります。

一方で、2段階の検定(多段階検定)はよくないという主張もあります。

2段階検定に問題があることは確かですが、どのようにすべきかについてはいろいろな意見があります。詳しくは、多段階検定を参照してください。

もし、等分散が仮定できない場合は、Kruskal-Wallis検定を行いますので、最初からKruskal-Wallis検定を用いる方が問題がないと思います。

「等分散からの有意なずれがある場合、グループを比較するための順位に基づいた検定であるクラスカル-ウォリスの検定を使用することができます。順位を用いるので、元の観測値の不等分散は問題になりません。」

統計ソフト

エクセルでも一元配置分散分析、(繰り返しのある)二元配置分散分析、繰り返しのない二元配置分散分析ができる。

参考文献