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傾向スコア
[ToDo]
複数の共変量を１つの変数に合成して、その変数を使う手法。
属性、病気の重篤度、治療に関する特徴といった変数から傾向スコアを計算し、 その傾向スコアを説明変数として使ったり、同じ傾向スコアをペアにしてマッチングに使ったりすることができる。
- 症例が少なく、共変量すべてを重回帰に投入できない場合
- 明らかに異なる２つの集団を比較する場合（ランダム化できない場合）
- 層別化して分析する場合
文献
- Mitchell H.Katz（2013）.医学的介入の研究デザインと統計 : ランダム化/非ランダム化研究から傾向スコア、操作変数法まで p101-126
- ★★★★★一番詳しい。
- Katz, MH.(2008).医学的研究のための多変量解析 p157-161
- ランダム化できない臨床試験で傾向スコアを用いた交絡の調整事例あり。
- 宮川(2004).統計的因果推論 : 回帰分析の新しい枠組み p 30-35
- 傾向スコアによる層別
- 星野(2009).調査観察データの統計科学 : 因果推論・選択バイアス・データ融合 p 60-86
- マッチング、層別解析、共分散分析での利用について解説あり。
- 星野崇宏, 岡田謙介 - 2006 -傾向スコアを用いた共変量調整による因果効果の推定と臨床医学・疫学・薬学・公衆衛生分野での応用について
- http://d.hatena.ne.jp/takehiko-i-hayashi/20120427/1335475881